こういう面子主義者が日本の経済を阻害してるんだろうなぁ | 無職候補生定あき

こういう面子主義者が日本の経済を阻害してるんだろうなぁ

面子を守るというのはそれはそれで大事だとは思うんですけどね

 

 どうも、基本的にブログで愚痴ることしかしなくなっているところの管理人です

 最近「テニスの王子様」を読んでいます

 映画化に伴って、そういやきちんと読んでないな。と思って無印の「テニスの王子様」をブックオフで全巻セット4500円が半額だったので、全巻買って読んでます

 

 面白いかつまんないかより、ところどころキャラの描き方の特徴が木多康昭先生と似ててモヤモヤする

 

 

 先日、商品の納品で運送屋がミスをやらかしました

 木曜納品の荷物が10箱あって、木曜の夜に納品先から「9箱しか届いてない。運送屋が1箱無くしたらしい」という報告を受ける

 確認したら、関東圏へ納品の品を、1箱だけ仕分けミスで北海道に送ってしまったらしい

 ただその商品は木曜にないと困ったり損害が出る類のものではないので、木曜の夕方の時点では「取りあえず翌日金曜中に関東まで荷物を戻して本来の納品日に間に合うか、金曜の朝イチで運送屋の確認待ちするしかない」とクライアントに伝えて木曜日を負える

 

 そして翌金曜、荷物を間違えて北海道へ送ってしまった運送屋の、更なる間違いで荷物を関東に戻す手続きを取っているが、現時点でどの流通網に乗っているか把握できない状態にしてしまう

 それもあり、金曜中に関東に荷物を戻して本来の納品先に収めることも不可能になる

 さらに「金曜中に絶対にないと困るものでもないので、なりゆきで」と言っていたクライアントが

 

「金曜中に絶対にないと困るらしく、最悪北海道まで荷物を取りに行くか、足りなくなった分の商品を金曜中に作り直すしかない」

 

 とか言い出す

 そのトラブルが起こっている商品は、半月後に販売開始するはずの商品なので、話を聞く限り金曜中に用意する必要が絶対にあるとは全く思えない案件だが、絶対にないと困ると言い出す

 その時点での関係各所の主張

 

クライアント⇒金曜中に絶対無いと困るから、北海道にでも行って直接荷物を抑えるか、今すぐ足りない分を作り直さなければいけない

 

運送屋⇒荷物の所在が把握できない状況なので、翌日土曜の朝には確実に関東に荷物はあるが、それまでは回収不可能

 

弊社⇒今すぐ作り直しても金曜日中は不可能で用意は翌日になる。であれば翌日土曜には荷物が戻ってくるのだから作る意味無くないっすか?

 

 といった感じで、関係各所の要望と可能な処理内容が全く嚙み合わない

 しかし、おそらく関係各所の中で最も関係各所と連絡を取り合っていた定あきが運送屋から聞いた新情報

 

納品先(≠クライアント)から運送屋への対応

⇒「え?間違えた不足分、金曜中には届かないんですか?

  じゃあ土日はお休みなので、月曜に納品してくれれば良いですよ」

 と言っているとのこと

 

きちんと話を聞くと

「は?今日中に荷物もってこれねーのかよ?ほんとふざけてんな。じゃあ月曜に必ず持って来いよ!!」

と言った険悪な感じでも無く、普通に月曜で良いとのこと

じゃあなんで北海道に取りに行くだの、商品作り直すだの言ってんだ?

全ての情報を更新しての各所の主張

 

依頼主(荷主)

⇒「本当は木曜に納品するはずのものが誤配で金曜にすら届かない?そんな事許される訳無いだろう!

  金曜中に必要なんだからなんとしても金曜中に納品しろ!!」

クライアント

⇒「依頼主が絶対に金曜に納品しろと……。最悪北海道まで荷物取りに行くか、作り直しです」

弊社(定あき)

⇒「作り直すとしても今日中は無理ですし、明日だとしたらそもそも誤配の荷物が戻ってきますよ。

  あと北海道に行ったところで荷物の所在が不明なので行っても意味無いです」

納品先

⇒「別にすぐ使う商品じゃないんで、月曜で良いです」

運送屋

⇒「荷物の所在が把握できないのはひとえに弊社の不備です。

  それはそれとして納品先さんは月曜で良いと言っています」

 

これらの情報を整理して、クライアントの担当に報告

すると依頼主の主張が軟化

 

依頼主(荷主)

⇒え?納品先が月曜で良いって言ってんの?じゃあ月曜で良いか

クライアント

⇒依頼主、月曜で良いって言い始めました

弊社(定あき)

⇒じゃあ月曜で良いですね

納品先

⇒月曜でOK

運送屋

⇒月曜には確実に届けさせていただきます

 

金曜中にどうしてもなければいけないと言う情報に全くの根拠はなく、木曜に納品されるはずだったものが金曜にすら納品されないというは信用問題になる。絶対に金曜中に納めろ!!という面子の問題で話が大きくなっていただけだった

蓋を開けてみれば、誤配は問題だけども、この誤配によって特に大きな損害や問題が生ずる可能性は無いという結論に辿り着いた
しかし何故か更におかしなことが起こった
事の顛末を上司に報告すると、こうなった
 
依頼主(荷主)
⇒「月曜でOK」
クライアント
⇒「月曜でOK」
納品先
⇒「月曜でOK」
運送屋
⇒「月曜にお届けさせていただきます」
 
弊社(部長)
「本来木曜に届くべきものが、おたくの誤配が問題で届いてないんだから金曜中に届けるのが筋じゃねーのか!?
  なんとしても金曜中に納品しろ!!」と運送屋にクレーム
 
ほんとやめて……
運送屋が物理的に金曜に届けることは不可能だと分かりきっている上に、もう月曜でなんの問題もないという結論がでている
にも拘わらず何故か運送屋にクレームを入れ始める
もちろん、金曜に届けるのは物理的に無理という結論が最初から出ているので、納品日は月曜から変わらず
 
うちの部長も、依頼主の人もそうなんだけど、実際に商品がどのタイミングでどう必要かという現実問題では無く
「商品をこの日に届けるって仕事で届けられないのはおたくの不備だし、うちの信用問題なるだろ!!」という感情の問題で、面子や体面で本来不要な仕事をさせようとするのなんなん?
 
弊社の不備でもクライアントの不備でもなく、誰もが知ってる大手運送会社がやらかした問題だし、結果として損害とか皆無だから、関係各所の面子はダメージ受けないのに、なんでそこまで無駄な面子の守り方をするんだろう……
こういう人達が社会を面倒くさいものにしているんだろうなぁと思う吉宗であった