人間は大体似通う | 無職候補生定あき

人間は大体似通う

面白いよなぁ人間って

 

 社会人になると、趣味に費やす時間が減ると言うか、趣味に費やす気力がなくなると言うか

 定あきは10年近く前にそのシーズンにやっているアニメを半分も見なくなり、今ではもう1シーズンに1作見ているかどうかって言うか今リアルタイムでは何も見ていないくらい

 そのシーズンのアニメを半分くらい網羅していた友人も、最近はあまり見ていないようなことを言い始めている

 人間の思想は行動っていうは、大別するとやっぱ似通ってくるんだろうなぁと思うのですよ

 

 定あきは高校生くらいの頃に、あの有名な同人ゲーム『月姫』をプレイして、中二病心をくすぐられてドハマリしました

 多分月姫をやる前はKanonくらいしかやっておらず、ゲームシナリオというものに不慣れだったのはあったと思う

 あの頃は本当に痛々しいまでに月姫月姫言っていました

 しかし、月姫に傾倒する定あきを他所に、友人たちは「面白いゲームだよね」と言うくらいで、定あきほど盛り上がってる感じは無かった

 友人たちのノリの悪さを考えもしたけれど、現実には自分の視野が狭くなっていただけで、定あきが月姫に傾倒する他所で友人たちはもっと他にいろいろなタイトルに手をだしていたというだけの話だった

 多分その次くらいにやったのが『うたわれるもの』で、月姫とは違うタイプのシナリオでありゲームであり、これも十分に楽しんだ定あきは、面白い作品というは本当にいろいろあると思ったものです

 

 まあゲームに限らず、アニメや漫画等々、面白いゲームというのはどこに頃上がっているか分からないもので、昨今はアニメは全然見ずにひたすら漫画を読むことに傾倒している次第

 漫画って本当に想像できない程タイトル数があるし、ちょっと聞いたことある程度のタイトルが実は超面白かったりするから驚く

 だから少しでも話題になっているようなタイトルはとりあえず目を通しておこうというのが近年の定あきのスタイル

 最近だと『課長島耕作』シリーズが、大企業で働くという事がどういう事で、組織でのし上がっていくというのはいろんな要素が必要なのだなと思わせてくれる面白い物語でした

 

 つまるところ何が言いたいかと言うと「面白い」というのは本当に様々な側面があり、何か一つの作品の面白さに囚われると、他に面白い作品に出会う機会が減ってしまうという事なんですが……

 やっぱ人間って同じような道を辿るんだなぁと思いました

 

 今の会社の先輩、先輩だけども年下の青年なのですが、アニメ関係のグッズを作る仕事が多い会社にあって、営業の中でいわゆるオタクなのは定あきと先輩だけなのです

 その先輩は、メインは特撮オタクらしいのですが、一方で『Fate』シリーズの大ファンのようで、Fateの話をすると止まらなくなる若者なのです

 まあ良くも悪くもFateの信者と言っていいレベルの先輩

 そして正直に思うのが、まるで高校生の時の定あきと同じように特定の作品の面白さに囚われて、他の作品に目がいかなくなっているんだなぁと会話していると感じるのです

 

 確かにFateは面白いんだけど、もう今に至ってはこのタイトルでどうやって稼ぐかしか考えられてないとしか思えんのよね

 前にも書いたけど、ロードエルメロイ2世の事件簿もアポクリファも、FateのスピンオフにあってFateらしい面白さは微塵も感じなかったし

 いい加減型月は完全な新作出してくれないかなぁと思う

 これ以上はもう既存作を拡張されてもなんも手を出す気にはならない

 

 話を元に戻すと、人間は長い目で見ると、良くも悪くもどこかで同じような型にはまっていくもんなんだなぁと思った訳です。

 それが良いとか悪いとか言う話ではなく、面白いなぁと思うと同時に、なんとなく昔の自分を思い出して懐かしさを感じたりしたというお話しでしたまる