ダメな子を見守る気分 | 無職候補生定あき

ダメな子を見守る気分

なんかもう、怒る気さえ沸かない

 

 運が良くて良かったね

 

 会社の元社長が仕事できなさ過ぎてツライ

 仕事の内容を考えたら、中学生でもできる程度の作業なのに、ベテランぶって大口ぶっこいてるくせに仕事できなさ過ぎてツライ

 ここ2日間だけでどんだけ仕事ミスってんだよと……

 

 水曜に生産が終わる予定になっているアイテムの商品見本を作るべく、生産完了したアイテムのサンプルを収める棚を漁る

 しかし見つからない

 工場の現場監督の人にどうなっているか聞いた所

 

「え、その案件、生産の期日金曜じゃないんですか?」

 

 と言われる

 どうやら、納期が短くなって更新された伝票の差し替えが現場に届いていなかったらしい

 この案件の伝票を管理しているのが元社長だったので報告したところ

 

「は?そもそもそれ差し替えじゃねぇし」

 

 と、まず自分の案件の認識が間違っていた

 定あきを含め元社長の補佐的な役割をさせられている3人は、3人ともそれが納期の変更で一度伝票が差し替えられたことを覚えている

 

「それが差し替えだとして、なんで現場にきちんと伝わってねぇんだよ」

 

 と、自分がきちんと差し替えが現場に伝わるように指示を出さなかったから現場に伝わらなかったという簡単な事実が認識できていない

 現実には、こき使ってる補佐の机に伝票を置くだけ置いて何も言わず、その伝票を見た補佐の人は差し替え伝票の自分の分だと思って保管してそこで伝票が止まってしまった

 まあ言わん方が悪いわな

 

 そのおかげで製造されたアイテムを商品の体にする工程が混乱し、クライアントへの商品サンプルの持ち込みまでの予定も狂い、その尻ぬぐいを100%定あきがすることに

 そして定あきがそのくだらない尻ぬぐいで手が塞がったため、定あきに仕事を割り振りたかった教育約が激おこぷんぷん丸になった

 

 それが昨日の話で、今日また副社長の案件を処理していて、製造されたアイテムを商品の体にしようとしたところ、そのアイテム用に手配していた資材が間違っていて、商品の体にする資材が足りないという事態に。

 5000個近く必要な付属物のサイズの指定が間違っていて、再び工程に混乱が生じ、それを元社長へ補佐の人が報告すると

 

「頑張ってお前達でなんとかして」

 

 と、仕事を舐め腐った一言が下される

 補佐一同で頑張って解決する

 

 そして副社長の尻ぬぐいを続けていると、そう言えばこの前お客さんの所へ持っていた校正段階の試作品にミスがあって、でもそれは本生産段階ではそのミスを取り除いて進めるから、人によっては気付かない小さなミスだから、ミスがあった事はお客さんには伝え無い事を元社長が判断して強行した案件があった事を思い出した

 

 その尻ぬぐいをしている案件だった

 

そして本生産が終わった時点で

ミスが取り除かれていなかった

 

 笑えるー

 とうぜんミスを取り除く指示を一切出していなかった為に起こった元社長のミス

 最終的には「もうこのまま納品しようぜ」と言い出す始末

 という事で、商品のデザインに不備のあった商品が世間に流通しますが、それは定あきの責任ではないのであしからず

 

 むしろ匿名で通報してやろうかな……

 

 今日何度吐き捨てた言葉

 

「ほんとアイツ伝票作んな」